2014年度外国文化に親しむサロン

           「日本のおもてなし・世界のおもてなし」

      

 

研修部会主催による2014年度「外国文化に親しむサロン」が1月18日(日)まなびぃプラザで開かれました。「日本のおもてなし・世界のおもてなし」と題して、アメリカ、韓国、ロシア、中国、ペルー5カ国のゲストをお招きして、自国と日本の違いについてお話していただきました。
 その後、20分ほどのティータイム交歓会をはさみ、参加者全員が輪に並び、楽しくディスカッションを行いました。ゲストの出身国の事情について質問したりロシアやペルーのダンスが飛び出したりして盛り上がりました。
  ★韓国の店員は不愛想

  ――韓国・金 秀妍(キム スヨン)さん

  <KIFAのハングル講座講師であり、二児のお母さん。趣味は子育てと勉強とのこと>
  
 日本と韓国は距離も近いし、風景、ファッションも似ていますが、笑顔が違います。
韓国では買い物をしてもあまりありがとうございますは言いません。
ほしい商品がなくても、ありませんで終わり。
売り手と買い手は対等であり、買っていただくという感覚がありません。
笑顔もなく、頭を下げる習慣がありません。
 日本のおもてなしには、こわさもあります。
スピード違反したとき警官がにこにこしてどこから来られましたかとかなごやかに話していたので許してもらえるのかと思ったらしっかり違反切符を切られ、だまされた感じがしました。
建前と本音が違うと感じました。


  ★中国では席順にも決まりが。

  ――中国・劉興潔さん
<北京出身。中国人は漢字に自信を持っています。文字が漢字しか無いからですと、皆を笑わせました>
 
 
日本の商社の北京事務所に勤務した経験があり、本社からの出張者のおもてなしを経験しました。
空港の出迎え、ホテルの案内、宴会の準備などをやりました。
 中国の宴会では、お酒を飲めない人も飲まなければ失礼になります。飲めませんとは言ってはいけません。
席順の決まりもあり、失礼のないように気をつけなければなりません。
日本ではデザートに杏仁豆腐がよく出ますが、中国ではあまり出ません。
 お年玉は必ず赤い袋で、大人でも結婚していない人にはあげます。金額よりももらった数が大切です。
 日本に18年住んでいますが、お店のサービスは日本が世界で一番と思います。

★アメリカではホテルのサービスがいい

――アメリカ・クリス ミルズさん
 <ノースカロナイナ州出身。鎌ケ谷市のALTで、KIFA子ども英会話講師>
  
 日本ではどこのお店でも挨拶が丁寧で、言葉も丁寧です。レストランでは店員を呼ぶベルがあって便利。
コンビニもたくさんあって便利ですね。
日本にはオリジナルなおもてなしがたくさんあると思いました。
 アメリカでは、ホテルのサービスがよく、荷物を運んでくれたり、ルームサービスなどが便利です。
レストランではオーダーがカストマイズでき、アレルギーなどにも対応してくれます。サービスも早い。
 個人のお家でも、私の家はあなたの家とという感じであたたかくむかえてくれます。
たいていのお家でゲストルームを用意されていて、もてなしてくれます。



★日本ではなぜ冷たい水がでるのでしょう?

――ペルー・フリオ ペニャさん
<ペルーのポリスアカデミーご出身。20年近くKIFAの活動をサポートしていただいています。>
  
 日本は本当に安全な国で、夜でも安心して歩けますね。
おまわりさんも親切で、大きな声であいさつします。
レストランでも大きな声であいさつしますよね。
呼び出しボタンも便利。チップがいらないのもいろいろ悩まなくていいので便利です。
タクシー運転手の白い手袋、電車の正確な時間、掃除、デパートのおじぎなど、いいところがいっぱいあります。
ポケットティッシュを配ってくれるのもうれしい。
ただ、レストランでなぜ冷たい水を出すのでしょう?
 ペルーでは、観光客専門の警官もいるので、ぜひ何でも相談してほしい。
買い物では、必ず値切ること。コミュニケーションにもなります。
パーティも多いですね。パーティでは、必ず踊ってください。料理も飲み物も多く、飲み物はボトルで出されます。
      


      
★日本のおもてなしを見習いたい


――ロシア・ベルゾフスカヤ ナタリアさん

<来日11年、通訳や翻訳をするかたわら、今年、ロシア語やロシアのスポーツなどを教える学校を立ち上げた活動的な女性です>


 
ロシアにはおもてなしという言葉はありません。
大企業が多いので、接客の機会が少ない。
日本のおもてなしは、サービス以上のサービスと思います。
私も経営者としておもてなしを見習う必要を感じています。
                   

●文化的背景が生活習慣の違いに

 ゲストによるトークのあと、約20分間のティータイムに入り、楽しく歓談が行われました。
その後ナタリアさん、ぺニアさんのロシア、ぺルーのダンスで盛り上がり、最後は全員が車座になってのフリーディスカッション。次から次へと質疑応答が続きました。

 
:各国の宴会ではどんなお酒が出ますか?
 
:ロシアではマオタイかウオッカがメイン。
   韓国では焼酎だが日本のように薄めない。
   油こい料理には強い酒が合う。
   中国ではマオタイ。1本20万円ぐらいするものもある。

 
:北京故宮博物館の周囲の道路はだいぶ変わりましたか?
 
:以前は環状線が3本ぐらいだったが今は5~6本に増えた。
   〇〇県だったのが北京市○○区になってまごつくことがあります。

 
:日本に来たきっかけと来て感じたことは?
 
:留学のために来ました。帰るつもりだったが韓国では子育てが難しいので日本に残りました。文化の面で
   困ったことはなかった。(金さん)
   22年前に来た。当時ペルーではテロが多かったが、日本は安全だと思った。ペルーは今は立派な国にな
   っ た。(ペニアさん)
   12年前に留学のためにきました。(ナタリアさん)
   日本の文化に興味があって神田外大に留学した。電車の乗り換えに困った。(クリスさん)
   昔は外国に行くのは大変難しかった。アメリカに行きたかったが、日本に来てよかった。18年前は日本は
   物価が大変高かった。(劉さん)

 Q:各国のお水と環境事情はどうですか?
 
:北京空港で冷たい水のサーバーがあってびっくりした。中国では普通温かいものしか飲まない。車が多く
   空気が悪い。交通ルール守らない人が多い。(劉さん)
   バイカル湖の水は透明でおいしい。パソコンの普及で英語を話す人が増えた。(ナタリアさん)
   経済力が上がって英語が通じるようになった。(ペニアさん)