2015年度外国文化に親しむサロン

             
「世界のおまつり・あれこれ」
      
 世界各国のお祭りを知り、日本のお祭り文化との違いを知ることは国際理解の一つです。

1月31日(日)鎌ケ谷市総合福祉保健センターにロシア、中国、韓国、コスタリカの4ケ国のゲストを招いて【外国文化に親しむサロン】が開催されました。参加者は41名。

各ゲストによる10分程の基調スピーチからスタートです。プロジェクターにより大きくスクリーンに映し出された写真を利用するゲストもいて日本語でしっかりと自国の文化を話してくれました。

★ロシアのマースレニッツァはバター祭り

――ロシア・荒川オクサナさん


     
 
 
ロシア人に日本語の指導をしている荒川オクサナさんは、古いスラブの祭りに由来した〝冬を送り春を迎えるお祭り″のマースレニッツァを紹介しました。

マースレニッツァのマースラはバターのことで「バター祭り」とも言われています。このお祭りの1週間のご馳走は太陽の形をしたブリヌイです。ブリヌイは小麦粉と牛乳と卵と油で作ったクレープのようなものです。そのブリヌイにつけるバターから「バター祭り」と言われます。

マースレニッツァの1週間は家族や親戚、知り合いなどと行き来したり遊んだり、バカ騒ぎをしたりします。最終日の日曜日には「許しの日曜日」と言ってわら人形を燃やして全てを水に流します。



★春節は旧暦の正月を祝う中国圏の重要な祝祭日

――中国・胡丁毅(フーディンイー)さん

 
 


KIFAの中国語講師胡丁毅(フーディンイー)さんは中国北京の出身です。中国は56民族以上いるという多民族国家で人口は13億人以上います。

そのうち北京人も含めて漢民族が92%以上を占めます。民族により独特の祭りもありますが最大の祭りは旧正月を祝う春節です。大晦日に深夜12時爆竹を鳴らします。正月は北部では餃子を食べますが中にコインの入った福餃子を作ったりします。南部ではモチツキをし、中にピーナッツやあんこなど入れた〔福〕を逆さに書いた白玉団子を作ったりします。 

 


★コスタリカのロメリアは120Km歩く巡礼

――コスタリカ・カルラメナさん
 
  
 
 コスタリカのカルラ・メナさんは留学生で千葉大学の研究生です。

コスタリカの国名は「豊かな海岸」を意味し公用語はスペイン語、人口は510万人で面積は九州より大きく北海道より狭いです。

 ロメリアと言う巡礼は首都サンホセから古都カルタゴにあるロスアンヘレス教会まで120Kmを歩きマリア様をお参りするカトリック教徒最大のお祭です。

 400年前ある信心深い少女がヒスイを拾い持ち帰ったところ何度持ち帰っても翌日は元の場所に戻ってしまうため、その場所に建てられたのがロスアンヘレス教会です。120Kmを歩くのは過酷ですが毎年大勢の参加者がいます。



★韓国の端午の節句は世界遺産

――韓国・金秀妍(キム スヨン)さん


  
  金秀妍(キムスヨン)さんはKIFAのハングル講師です。金さんは祭りが楽しくないそうです。祭りのために女の人は料理をたくさん作らなくてはならなくて苦痛だからです。
 世界遺産の端午の節句は高麗(コリョ)の時代に儒教と仏教の祭祀として始められました。
 体力を競う男性は「韓国相撲(シルム)」女性は「ブランコの高さ漕ぎ比べ」の催しや貴族を嘲笑う劇の上演、厄払いに菖蒲を煮詰めて髪を洗う行事などの催しがあり、家族皆で楽しめます。
 韓国相撲では出場者全員を破って優勝した人に牛1頭が贈られていた事もありました。
 また海水浴場では外国人に人気の[どろんこ相撲]が行われます。天然ミネラルの泥の中で顔から全身真っ黒になって戦います。顔だけに泥を塗ってお肌すべすべ感を味わう人もいます。
        

                   ティータイム                          フリーディスカッション

●文化的背景が生活習慣の違いに

 
ゲストによるトークのあと、約20分間のティータイムに入り、楽しく歓談が行われました。最後は全員が車座になってのフリーディスカッション。次から次へと質疑応答が続きました。

*ロシア人はウォッカが好きと思われがちだが、実はウオッカよりビールを飲む人のほうが多い。

*コスタリカではボレロというダンスが流行っています。サルサも踊ります。

*韓国では4つのお祭りの後、離婚率が上がります。料理つくりに嫁が一番苦しむからです。

*コスタリカでは祭りは男女の出会いの場として位置づけられています。

*ロシアでは1か月の長い休暇があります。お正月など長い休暇の時に離婚率が上がります。

*韓国では親世代と30歳~40歳の世代ギャップが大きいです。また少子化が進んでいます。

*来日当初、日本人妻は働かなくてもいいのでびっくりしました。日本の男性は、子供を抱っこしたり散歩したりよく
 面倒を見ているのに驚きました。うらやましいです。(ロシア)

*コスタリカでは子育ては女性の仕事です。でも、働く女性が多くなり結婚率が下がりました。

*中国では男女同権、平等です。富裕層の男女でも働きます。

*韓国のゴルフの女子プロはハングリー精神があるから強くなれるのではないかと思います。国の支援システムも大きく
 影響しているでしょう。

*各国の成人年齢はロシア16歳、飲酒は18歳から。コスタリカは18歳、韓国19歳、中国18歳です。

*日本の制服はとてもおしゃれです。ロシアの学生は、日本の制服をうらやましく思っています。
 コスタリカ、韓国、中国も制服があります