2019年度世界を知る会

「国境なき子どもたち」講演会

7月7日(日)中央公民館 集会室にて、「2019年度世界を知る」が開催されました。
講師は、NPO法人「国境なき子どもたち」(KnK)の職員でフォトグラファーの清水匡さんです。今回は特に日本の中高生から公募した二人の「友情のレポーター」の目を通して取材したフィリピンのストリートチルドレンの実態を中心にお話ししていただきました。
会場風景
 
講師プロフィール  
神田外語大学卒業。自然映画会社でカメラマンを務め『NHKスペシャル』や『生きもの地球紀行』などの制作に携わる。渡英し介護職に従事。帰国後、国境なき医師団日本の映像部にてアフリカやアジアの活動現場の撮影・編集を担当。2003年よりNGO「国境なき子どもたち」(KnK)に勤務。支援活動のかたわら、世界の子どもたちの現状を伝えるためフォトグラファーとして活動する。
受賞歴:
第24回酒田市土門拳文化賞奨励賞(2018年)
Px3(Paris Photo)「Honorary Mention」(2018)
第4回日経ナショナルジオグラフィック写真賞「ピープル部門」優秀賞(2015年)
International Photo Award 「Honorary Mention」(2015、2016、2017、2018)
個展
国境なき子どもたち写真展2018 「Class Rooms―子どもとしての時を過ごす場所―」(2018年)
写真集:
「Class Rooms―子どもとしての時を過ごす場所―」(自費出版/2018)
共書:
『ぼくは12歳、路上で暮らし始めたわけ』(国境なき子どもたち著/合同出版/2010年)
『わたしは13歳、シリア難民。―故郷が戦場になった子どもたち―』(国境なき子どもたち著/合同出版/2018年)
コンタクト:
URL:www.kyoshimizu.jp
E-mail:kyoshimizu@hotmail.com
Address:〒274-0077千葉県船橋市薬円台1‐17‐6
携帯:090-6471-9962
 
 フィリピンは人口、面積とも日本とほぼ同じか少し小さい。キリスト教徒が93%で、国別英語能力指数は日本の49位に対して14位。

 貧困の状況一日1.90ドル(206円)未満で暮らす人の割合…13%
子どもの貧困率…31.4%
劣悪な環境で労働に従事している子ども…320万人
学校に行かずに働いている17才の子供の割合…40%以上
 路上で生まれる
  
 実は生まれたのは路上ではなく、墓地。
墓地のほうが路上より安全。死んだ人は怖くない。生きている人のほうが怖い。

 路上で生きる

   
 シンナーを吸って空腹をまぎらわせる。
 鑑別所
  補導された子どもたちは鑑別所に収容され、殺人犯と同じ空間に入れられる。
子どもの権利条約 四つの柱
・生きる権利

・育つ権利

・守られる権利

・参加する権利
 子どもが子どもらしく生きるという「当たり前な事」が守られなければならないが、まずは1人1人の子どもの人生がちょっとだけでもよくなるようにしたいと清水さんは言う。
 KnKでは、シリア、パキスタン、パレスチナなど七つの国と地域で教育支援、若者の家、チルドレンセンターを運営している。最後の写真は東日本大震災の時にKnKが支援した臨時教室。
 
 
 最後に活発な質疑応答があり、日本人にもできることは何かとか、日本でも貧困や虐待が増えているが、世界中の子どもたちの目がキラキラ輝くようになるにはどうすればいいかなど、活発な議論がなされた。