鎌ケ谷市国際交流協会
KIFAパーティ2006
 音楽と踊りと、話して食べて、外国人と交流・・・秋の日のひととき、異文化交流の輪が広がった。
 鎌ケ谷市国際交流協会(KIFA)の年間最大行事「KIFA Party2006」が11月12日(日)、会員はじめ市民、近郊の外国人らを含め総勢225人が集い、市総合福祉保健センターの大会議室で華やかに開かれた。
 はじめに酒井哲郎会長から、KIFAの活動とボランティア運営について紹介、「マンネリを打破しないと若い世代の会員が増えない。今年からこのパーティも例年と趣向を変えた」と、会員参加を呼びかけるあいさつ。続いて清水聖士市長が英語、フランス語、ハングル、中国語、バングラデシュ、ミヤンマー、中国、ドイツ、スリランカ、ベトナムなど、各国の「コンニチハ」であいさつ。国際交流に必要なことは、文化の違いをわきまえてお付き合いすることが大切、「国際交流は市民が主役でやるもの。KIFAには鎌ケ谷市と世界各国との交流に力添えをいただいている。国際交流をスムーズにやるには(アメリカのブッシュ大統領のように)自分たちの価値観を押しつけてはいけない」。 そういう意味でも、このようなパーティは意義があるとの祝辞があった。
 来賓として隣接の柏市、我孫子市の国際交流協会の代表者が紹介された。また、「お茶席」を用意してくれた茶道協会の代表者から「心を込めておもてなしを致します、ぜひお茶席の方にもお越し下さい」とあいさつもあった。
 次に会場にブースを設置したニュージーランド、韓国、青少年国際交流会、ドイツ、ブラジル、日本語講座、スマイリーキッズ、鎌ケ谷高校料理研究部の代表者が紹介され、ブースへの勧誘スピーチ。
 市議会議長の三橋一郎さんの乾杯音頭で「カンパーイ」…桶本栄さんの総合司会でパーティが始まった。
 ◆舞台の幕が上がると、ギターを持った鎌ケ谷第五中学校の生徒たちによる演奏が始まった。同中学のギター部は昨年の全国大会で最優秀賞。今年は特別金賞を受賞という、輝かしい実績を持つ実力派。30人近い生徒たちによるギター演奏を聴くのは始めての人がほとんどで、舞台前には大勢の人たちが集まってきた。
 会場のテーブルでは会食も始まり、自己紹介と談笑の声が響く。 
 ◆しばらくして舞台には、それぞれの国旗を持って、民族衣装をつけた中国、ベトナム、フィリピン、ミヤンマー、バングラデッシュ、インド、ペルー、韓国の方々が並んだ。KIFAの主要な活動になっている、日本語ボランティアの教室に通ってくる外国人たちだ。同教室の先生による紹介に続いて、外国人生徒たちは手に持った自国の国旗の由来と歴史を語ってくれた。
 
 ◆キッズ英会話の子どもたち15人が七五三の衣装で日の丸を持って登場。民俗行事の七五三について劇を交えて解説した。さらにイエス、ノー、ゴー、ホワイなど、簡単英語を手話で表現、身振り手ぶりが可愛かった。
 各ブースの方もオープンし、会場内の親子連れ参加者たちによって、人だかりになっている。ペインティングに人気があるようだ。顔にペインティングした子どもたちが、スタンプラリーで走り回っている。
 ◆日本語ボランティアの皆さんは、久しぶりに会った「教え子」たちと、懐かしい再会の話に夢中。
舞台では、ニュージーランド・ブースの4人の高校生が、今年の夏休みに行ったホームステイの経験を話し、姉妹都市ワカタネで歌った「世界で一つだけの花」をギター伴奏で披露している
 ◆会場入り口のロビーには「鎌ケ谷市茶道協会」によるお茶席が設けられ、柿のお菓子と緑茶をいただき、日本の伝統の作法を体験、和服姿の協会の皆さんのおもてなしが人気を集めている。
 ◆舞台では、平成5年に結成し、文化祭や老人ホームの慰問など、演奏活動をしている「法典鼓濤」が、子ども3人を含む総勢12人の皆さんによる、勇壮な太鼓と笛の音が会場一杯に鳴り響き、会場内の会食テーブルのボルテージも一段と上がっているようだ。
 会食中の何人かの方に伺ってみると、「初めて来たけど、こんな楽しいパーティがあるなんて知らなかった。もっと前から参加したかった」「始めてみる外国人が多く、ドキドキしちゃう」と初参加の人たち。「すこし音が大きすぎない」「話ができない」「なんかばらばらな感じ」という小言を述べる人もいた。
 ◆さあ、パーティは大詰め。ペルー出身のフリオさん夫妻によるメレンゲステップの指導が始まった。最初は歩くようにイチ、ニ、サンシ、そこにリズムをつけ、お尻を振ればメレンゲダンスだ。速いテンポについて行けなかった人たちも、とにかく前と後ろ横と動きながら腰をくねくね。いつのまにか舞台の上は子どもたちや老若男女、外国人も混じり熱気で盛り上がる。フロアーで踊る人と一体となって、ラテンのリズムにパーティ会場は揺れ動く。
いっときの興奮の後は、平田真由美・KIFAパーティ実行委員長のあいさつがあって、食べて話して、楽しんだ交流パーティは終幕となった。
 なんといっても今年の特徴は「キッズから高校生まで、若い姿が目立った」ことがあげられる。それに伴うご父兄の参加で未就学児童も目立った。お酒の提供をやめて、広い世代が集うパーティになったことは、特筆に価する成果だった。 

          KIFAパーティ実行委員のみなさん
◆国際交流ブースのスケッチ・写真・余話…など
 

 パーティ会場には幾つものブースが設けられ人気を集めていた。
 蒸しあがったばかりのあんまん、肉まんが湯気を立てるコーナーの隣りは、ニュージーランドブース。今年のKIFA派遣でロングスティを体験した高校生たちや先輩も参加、体験談やアルバムを広げアピールしている。
 さらに、この夏、青少年国際交流ウォークラリーを主催したメンバーは写真とレポートを掲示している。フェイスペインティングで子どもたちに人気。
 ドイツブースではドイツ出身女性の手作りピクルスやクッキーがふるまわれ、可愛い人形がたくさん展示されて…。
 ブラジルコーナーはポルトガル語のカードによるクイズ。ペルー出身の夫妻も来てポルトガル語とスペイン語で、南米大陸の隣国による交流風景が見られた。
 今年初参加の鎌ケ谷高校料理研究会は、コンクー
ル参加の紹介パネルと、今年の全国コンクールで三位に入賞した腕を生かした手作りクッキーをラッピングしてチャリティ販売。「大変美味しい」と人気ブースの一つになった。キッズたちの応援で場内をセールに回り完売したという。売る上げは9500円。全額ユニセフ募金に。メンバーの一人・世古有沙さんはこのほど開かれた全国料理コンクールで3位に当たる優秀賞を受賞した。
 子ども英会話・スマイリーキッズのブースは、スタンプラリーとフェイスペインティング。 韓国ブースは、民俗衣装のチマ・ジュゴリを着た男女がお国の玩具や飴を展示。小物を販売している。
 日本語ボランティアのコーナーでは、教室に通ってくる外国人たちの出身国の国旗や地図を掲示し、国当てクイズで盛り上がっていた。
 工夫を凝らし、いろいろ楽しさを演出するブースは、パーティ会場にはなくてはならない交流のコーナーとして、大きな役割を担っていた。