佐原への国際交流の旅



しっとりと雨に濡れた小野川と昔の町並み


  KIFA恒例の行事であるバスツアーは、9月25日(日)、あいにくの台風接近の中、43名もの人々が乗り込んで市役所前を出発した。今回は、台湾・韓国・ペルー・バングラディシュなど外国人は16名であった。当初の予定では銚子の犬吠崎までのツアーが含まれていたが、風雨も激しくなったため断念し、佐原市内の観光のみにとどめた。
  佐原までのバスの中では、それぞれの自己紹介もあり、片言の日本語あり自国の言葉でのお話ありで2時間あまりで佐原に到着した。

  *佐原市は伊能忠敬、伝統的な町並み、佐原大祭、水郷の里、文化と伝統の町、として知られているが、隣接する山田町、栗原町、小見川町との合併が決定されており、平成18年3月27日には「香取市」として生まれ変わる。


  佐原市内を流れる小野川沿いと香取街道沿いには、江戸時代から昭和初期までの商家が建ち並ぶ古い町並みが残っている。この地域の中心部には、平成8年に国の選定を受けた重要伝統的建造物群保存地区(伝建地区)と、これを取り囲む景観形成地区(景観地区)がある。
  町並みの歴史的雰囲気を醸し出している大きな要素は、伝統的建造物の存在だ。佐原市ではこれらの建造物を永く保存することに努めており、地区内の建物には意匠的な基準があって、建築行為、修理、修景の際には協議が必要だという。伝建地区は事前に申請書を提出し許可を受けた後、景観地区は届出書受理後の着工となる。工事内容が町並み保存の基準に適合する場合、経費の一部の助成を受けることができる。このような基準に基づいて修景することにより、個性と特色のある「まちづくり」を進めているわけである。



 私たちは、まず山車会館に入り映像による説明をうけたあと、館内にある文化施設などを見学した。三台の山車の大きさに皆さん圧倒されたものである。その後老舗の酒造会社を訪れ、超高級のお酒を試飲させてもらった。利き酒では、さっぱり分からず地元の漬物などの買い物を楽しんだ。
  昼食はバスの中で摂り、小降りとなった町中をそれぞれに、小野川沿いに立ち並ぶ古い町並みをみたり伊能忠敬の旧宅を訪ねたり、近代的な「伊能忠敬記念館」の館内をじっくりと見学した。帰りの車内では、ビンゴゲームに興じ、大半の人々が賞品をゲットして楽しんだ。
  バス旅行に、家族で参加されたタイ出身の斉藤かるなさんは、次のように感想を述べておられる。

 「小野川畔に立ち並ぶ柳の枝が台風の強風に揺れていた。昔の商家の逞しい姿が私の前に立ち並んでいる。伊能忠敬という人物を始めて知りました。日本で最初に実測による全国地図を作った人と聞いて、とても感動しました。彼の旧宅に入った瞬間、その時代のにおいを感じました。佐原市の町並みは雨を通してみても、美しく魅力的な町だと思いました。家族でもう一度訪ねるつもりです」。
(T.T)



小野川沿いの旧家 伊能忠敬 伊能記念館 館内の展示品

       
                  
この項は、佐原市のホームページより抜粋したもの