2009年度「外国家庭料理講習会」
新たに「日本の家庭料理」を学びました
KIFA交流部会主催の「2009年度の外国家庭料理講習会」が2月14日(日曜日)10時から、東初富公民館で開催されました。
今回の講習会は「これまでの外国人による外国の家庭料理講習会」から趣向を変え、
外国人の方に「日本の家庭料理」を新たに学んでいただき、
その味を楽しんでもらうことにしました。

講師には日本料理理研究家でKIFA会員の堀優子さんにお願いしました


●堀優子先生からレシピの説明からありました。


●さあ、お料理の始まりです。
*堀先生による調理実演説明*
 今回の料理メニューは太巻きずし・手巻きずし、さばの味噌煮、けんちん汁、きんぴらごぼうの4品です。参加者全員に料理レシピが配られました。
 レシピをもとに堀先生から、けんちん汁⇒さばの味噌煮⇒きんぴらごぼうの順に調理の手順と、日本料理の味付けのポイントの説明がありました。
 4台の調理テーブルに、講習生が各7~8人に分かれ、料理素材の下ごしらえが始まりました。
 ごぼうのヒゲを削る人、きざむ人、にんじんをきざむ人、きゅうりをきざむ人、かんぴょうをゆでる人、さばの身を切る人、厚焼き卵を作る人、皆さん真剣です。男性陣の手つきは、何となく危なっかしいです。 5人の男性講習生は手より口の調理(指示)が得意のようで?
 やはり女性陣の方は手速く、キビキビと動きます。炒め物・煮物の面倒を見る人もいます。
 調理室の中は料理の匂いが漂ってきます。
 
 *堀先生の手際のよさに、感心するばかり* その後、堀先生から太巻きずしの実演説明がありました。またたく間に太巻きができあがりです。参加した外国人たちからは、その手際のよさ、見事さに感嘆の声が上ります。
 さあ、今度は自分たちで巻く番です。すだれを広げ、のりを置き、ご飯を盛り、かんぴょう、卵焼き、でんぷをそれぞれ細長く並べます。

  *太いの、細いのいろいろ出来ました*
 途中で崩れてしまったり、太さがでこぼこしたり、巻き方がゆるかったり、みな苦心しながらも巻ずしが完成しました。
 細いの太いのありましたが、包丁で輪切りすれば立派な巻ずしの顔になっています。
 焼きノリに、ご飯と色々な具をのせ、手巻きを作る人もいます。(太巻きずしは講習生のほぼ全員がトライし一本ずつ作り上げました)。
 きんぴらごぼう、さばの味噌煮、太巻きずし、けんちん汁 と料理が完成してきました。盛り付けも始まっています。
 そして順々にパーティ会場に運ばれて行きます
  レシピの4品
が出来上がりま
した。左から太
巻き、きんぴら、
さばの味噌煮、
けんちん汁です。
 男性たちも、頑張りました。手で食べ物を扱うのは、アジアの男性は伝統です。
      楽しい、パーティが始まりました
 パーティ会場には4つの大きなテーブルが作られ、その上に料理が並べられています。けんちん汁の3つの鍋は端のテーブルに置かれ、皆が自由に取れるようにしてあります。
 パーティの準備中と合間には、BGM(歌手のテレサテン、アンデス地方、フィリッピン、日本の童謡)が流れムードを盛り上げています。
 いよいよパーティの開始です。今回の料理講習会責任者の関矢さんの司会で、先ず酒井哲郎KIFA会長のあいさつ、続いて堀先生は、あいさつで次のように話してくれました。
*「美味しかったら家でも作ったください」
 『お疲れ様でした。皆で食べることも楽しいことです。この料理が美味しかったら家庭でも作って下さい。上手に作れたので、家で作るともっと上手になると思います』と激励の言葉をいただきました。
 各自が並べられた料理を皿に盛り、美味しい!美味しい!と感嘆しながら口に運んでいます。料理は4品の他、自分で作れる手巻きずしやお土産の中国の菓子(日本の"おこし"に似た菓子)、まんじゅう、みかん等たくさんあり、料理の味も量も大満足の様子で話も弾んでいます。

*50人を超す出席者に
 講習会には中国19人(中国残留邦人4人を含む)、フィリッピン3人、バングラデシュ3人、スリランカ1人、台湾1人、韓国1人、ブラジル1人の計30人と、パーティのみの出席者を含め、大人が44人、子どもさんたちを入れると、50人を超える大パーティとなりました。







お国の結婚式の様子を紹介しました
 パーティでは料理の他に、花を添えるイベント「各国の結婚式のやり方や慣習」について、日本語での説明をお願いしました。
 始めは日本の結婚式についてです。
①日本・秋田県=有田 容子さん
*昔の結婚は、結婚する本人たちの意思や恋愛とは関係なく、家(新郎の)と家(新婦の)との結婚であった。
*新婦は結婚式に、角を隠すため"つのかくし(白い頭巾)"をかぶるという、一昔前の花嫁さんの衣装について話されました。
②中国・上海=張驥さん
*新郎が新婦の家に迎えに行くとき、盛大に爆竹が鳴らされる。
*新婦は赤いチャイナドレス(白色や黒色はいけない)を着る。
③中国・福建省=張世紀さん
*仲人さんが新婦の家へ行くとき、結納として、雄鶏や多くのものを持って行く。
*新郎の家で親の親戚や友人が多く集まり、盛大な祝宴会をする。
④中国・広州=野村千賀さん
*祝儀は、例えば399元のよう"9"のつくお金を贈る。
*レストランでの祝宴の後、親しい人や友人は新郎新婦の新居に押しかけ夜中まで騒ぎまくる。
⑤フィリッピン=ジェンマさん
*教会で牧師さんの話を聞き、指輪の交換をする。
*新婦が2日前から準備していた料理を新婦の家で親戚、近所の人や友達に振舞い楽しく過ごす。
⑥韓国=都慶姫さん
*新郎新婦は両親の許可を得て結婚する。
*新婦はチマチョゴリの上に派手な衣装を着、両親や親戚の人にあいさつし祝儀をもらう。
⑦バングラデシュ=ハッサンさん
*親同士が結婚の相手を決める。
*新郎の家と新婦の家を行き来し、3日にわたって料理を振舞う。
⑧ブラジル=ジュマルさん
*恋人になって、長い人で5年、10年付き合って結婚を決める。6か月前に教会に行って、結婚式を"土曜日"になるように申し込む。土曜日だと、その夜から次の日曜日夜までパーティが出来るから。結婚式の前の日から新郎は男友達と、新婦は女友達と "パーッ"とお酒を飲んでお祝いする。
⑨台湾=宋如芳さん
*私は日本人と結婚し岩手県で結婚式をあげました。神前結婚で、三々九度もやりました。主人がちょうちんを持って、私が後についていきました。
*結婚披露宴で父は下座でズーッと立ったまま泣いていました。(日本では下座に両親が座りますが)台湾では上座に両親が座ることになっているからです。父は花嫁の顔さえ見ることが許されてなかったから! と後日聞きました。
*中国の旧正月*
 今日2月14日は中国では旧正月(春節)にあたります。野村千賀さん(中国広州出身)が、お子さんが毛筆で書いた紙を持って来て、紹介がありました。
 新年好(シンニェンハウ)・・・新年おめでとう
 恭喜犮財(クンシーフィアチャイ)・・・お年玉
(子どもたちは赤い袋に入ったお年玉をもらいます)
(結婚式の模様は、説明者の記憶を話したものであり、現在もその国/地域で行われているとは言えない とのお断りがありました)
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